AHCC

おもな効能
  • 免疫賦活作用
  • がん治療による副作用の軽減
説明

AHCCは活性化糖類関連化合物(Active Hexose Correlated Compound)の略称で、シイタケ属のキノコの菌糸体培養液から抽出した物質です。

キノコ由来の健康食品の多くは子実体と呼ばれる、植物の幹に当たる部分が使われていますが、AHCCは植物の根に当たる菌糸体と呼ばれる部分から培養抽出によって得られます。

一般のキノコ由来の健康食品の有効成分としてはβ-グルカンが多く含まれていますが、AHCCにはβ-グルカンの含有量は0.2%程度しかありません。AHCCにはα-グルカンが豊富に含まれ、独自の製造過程によって部分的にアシル化された「部分アシル化α-グルカン」がAHCCの有効成分のひとつと考えられています。

AHCCは人が生まれつき持つ免疫の働きを活性化させる働きがあり、がん治療の補完代替医療のひとつとしても取り入れられています。抗がん剤や放射線治療による副作用の下痢、嘔吐、食欲不振、脱毛などの症状を軽減させる効果が報告されています

AHCCは動物実験ではがんの転移抑制、薬剤による肝障害の改善、臨床においてはNK細胞の活性化促進、免疫反応に関与する樹状細胞の総数を上昇させる働きから、がん患者の免疫力を高める作用があると考えられます。

有効性

肝切除術を施行し、肝細胞がんと診断された患者222名中、113名がAHCCを摂取し経過を比較したところ、AHCCの摂取によって肝炎の改善、再発予防、生存率の改善などに有効であることが報告されています。その他、膵がん、乳がんに対してもAHCCが有効であることが報告されています。

乳がんを移植したラットにAHCCとテフガールとウラジルの合剤であるUFTを併用した治療効果を検討した結果、NK細胞とマクロファージが活性化され、ラットの乳がんの原発巣の増殖と転移の抑制に効果がみられ、AHCCによる自己免疫防御機構の回復あるいは増強が考えられます。

摂取方法

推奨摂取量は1日1~6gとされています。

副作用

AHCCの原料はシイタケの菌糸体で、食品としても安全であると考えられます。
軽度の吐き気を起こすこともありますが、問題となるような副作用は確認されていません。