カテキン

おもな効能
  • 抗がん作用
  • 抗酸化作用
説明

緑茶の有効成分とされるカテキンはポリフェノールの一種で、エピカテキン(EC)、エピカテキンガラテ(ECG)、エピガロカテキン(EGC)、エピガロカテキンガレート(EGCG)の4種類があります。中でもEGCGは強い抗酸化力がありカテキンの50%を占めています。

カテキンの抗酸化力、抗がん作用はEGCGによるところが大きいのです。カテキンはがん細胞のアポトーシスと呼ばれる細胞の自然死を誘導し、がん細胞が栄養を取り込むために新たな血管を作る血管新生を抑制することが実証されています。

カテキンには多くの生理活性があり、抗酸化症や抗がん作用の他にも血圧上昇抑制、血中コレステロール調整、血糖値調整、抗菌、抗アレルギーなどの作用もあるとされています。

有効性

カテキンの主成分であるEGCGが人の胃がんの細胞のDNAを断片化してアポトーシスを起こすという報告もあります。

大腸ポリープを内視鏡で切除した125名のうち60名に緑茶カテキン1.5gを毎日飲んでもらったところ、1年後の再検査で再発率は15%でした。緑茶カテキンを飲まなかった患者では再発率が31%でした。

37,000人を対象に12年間の追跡調査で、胃がんにかかった人とかからなかった人の、カテキンの成分であるECGの血中濃度を比較したところ、ECGの血中濃度が高い女性の群が最も低い群と比較すると、胃がんにかかる率が7割以上低かったという結果があります。

40~69歳の男性50,000人を対象に12年間の調査で、緑茶を1日5杯以上飲む人は1杯未満の人と比較すると、進行性前立腺がんにかかる率が50%低くなるという報告があります。

緑茶カテキンを含有する水を飲むマウスは、学習や記憶などの老化に伴う認知機能の低下を抑制すると言う報告があり、70歳以上の高齢者2,730人を対象にした生活習慣、認知能力の調査では、緑茶を週3杯以下しか飲まない群が認知障害に陥った率を1.0とすると、週に4~6杯飲む群では0.62、1日に2杯以上飲む群では0.46と低かったとの報告もあります。

アルツハイマー病を再現したマウスによる実験で、カテキンの主成分であるEGCGがアルツハイマー病の原因物質とされるβアミロイドが脳内で作られるのを抑制することがわかりました。

摂取方法

継続摂取によって効果が期待できます。

副作用

ヨーロッパなどでは緑茶カテキンの過剰摂取によると考えられる肝臓障害が報告されています。