キトサン

おもな効能
  • 血中コレステロール、中性脂肪の減少
  • 抗血栓、血圧上昇の抑制
  • 免疫力、自然治癒力の増強
  • 体内の有害物質を排出する
  • 腸内善玉菌の増殖
  • がん細胞の増殖阻止
説明

キトサンはキチンからアセチル基を除去してつくられます。キチンは甲殻類の殻から炭酸カルシウム、たんぱく質、色素などを除去して得られます。キトサンに精製される際にキチンの一部が精製されずに残ってしまうためにキチン・キトサンと呼ばれることがあります。

人はキトサンを消化する酵素を持たないので、動物性の食物繊維とも考えられ、体内の有害物質や脂肪を吸着して排泄する作用があります。

食事などから摂取した脂肪は、腸内で脂肪酸と中性脂肪に分解されて吸収されますが、キトサンは脂肪の分解を阻害し、体外に排泄する働きがあり、血中のコレステロール、中性脂肪を低下させる効果があります。

キトサンは体内の銅、亜鉛、カドミウム、水銀、ウラニウムなどの重金属を吸着して排出する作用があります。ラットによる臨床試験では飼料にキトサンを10%添加して、放射性物質であるストロンチウムを経口投与したところ、1日後にストロンチウムの90%が体外に排泄された報告があります。

キトサンには免疫力を増強させる作用があります。体内に吸収されたキトサンは重金属や発がん物質などに吸着すると、体内の免疫細胞がキトサンを異物と認識してNK細胞やマクロファージを増やして免疫力を高めます。免疫力が高まることで自然治癒力も増強することになるのです。また、NK細胞やマクロファージなどの免疫細胞はがん細胞を攻撃する細胞でもあり、がんの予防やがん細胞の抑制に効果があるとされています。

キトサンは腸内でキトサンオリゴ糖に変わり腸内のビフィズス菌などのエサとなって増殖を助け、腸内環境を整えて便秘の解消や免疫力を高める作用をします。

キノコ類から抽出されるキトサンをキノコキトサンといいます。キノコキトサンの特徴は甲殻類から抽出したキトサンと比べるとβ-グルカンを含んでいることです。β-グルカンには免疫力を高め、がんの予防や抑制効果があるとされています。

摂取方法

継続摂取によって効果が期待できます。

副作用

ビタミンA、D、E、Kなどの脂溶性ビタミンもキトサンに吸着されるので、キトサンの過剰摂取によってこれらの不足を起こすことが考えられます。

注意

カニ、エビなどの甲殻類に対してアレルギーのある人は甲殻類由来のキトサンの摂取には注意が必要です。