GABA(ギャバ)

おもな効能
  • 血圧降下作用
  • 精神安定作用
  • 脳細胞の代謝活性化作用
  • 脂質代謝の促進作用
  • アルコールの代謝促進作用
  • 肝臓・腎臓の機能の活性化
説明

GABAはγ-アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)のことでGABA(ギャバ)と呼ばれています。たんぱく質を構成するアミノ酸とは異なりますが、GABAは動植物など自然界に広く存在しています。

GABAは特に哺乳動物の脳髄や延髄に多く含まれ、中枢神経系において抑制系の神経伝達物質として働きます。GABAは脳への酸素供給量を増加させ、脳細胞の代謝を高めて活性化します。アルツハイマー型痴呆症の予防・改善、長期記憶促進、学習能力増強にも有効であるという報告があります。

脳の情報伝達にはグルタミン酸の興奮性機能とGABAによる抑制性機能の バランスを保つことによって成り立っています。ストレスの多い現代ではGABAが減少してグルタミン酸が多くなり、神経が常に興奮状態になりやすく、全身に悪影響が出やすくなります。睡眠障害、自律神経の失調、うつ、更年期の抑うつなどの症状の改善が期待されています。

GABAには腎臓の働きを活発にして利尿作用を促し、ナトリウムの排泄を促進するので血圧を下げる効果があります。また肝臓のアルコール代謝を高める作用もあります。さらに、GABAは血液中のコレステロールと中性脂肪の増加を抑制するという報告があります。

有効性

高血圧モデル動物を用いた実験で血圧正常化の効果がみられ、人の臨床試験でも血圧を下げる効果がみられています。

高血圧モデル動物にアルコールを与える実験では、必ず肝機能に障害が現れ、脂肪肝、肝硬変を発症しますが、GABAを与えながらアルコールを飲ませたところ、肝機能の異常が現れませんでした。

またアルコールだけを飲ませた場合とアルコールと共にGABAを豊富に含む飲料を与えると、GABAをいっしょに与えた方が血中のアルコール濃度が20~30%低く、血液中のアルコールがなくなる速度も速かったので、GABAによる肝臓の代謝が活性化したためと考えられます。

高血圧モデル動物にGABAを豊富に含む飼料を3ヶ月間与えると、GABAを与えなかった場合と比較すると血中の中性脂肪値が30%ほど低く抑えられ、GABAを与えていた方には肝臓に脂肪の蓄積がみられず、体重の増加も10%低かったということです。

摂取方法

病気の予防を目的にする場合は1日に10~20m。
高血圧などの症状改善を目的に利用する場合はもう少し多めに摂取する。

副作用

目安量を超える摂取でも問題となる副作用の報告はありません。
他のサプリメントや医薬品との併用も問題ないとされていますが、向精神薬との併用は避けた方が良いかもしれません。