イチョウ葉エキス

おもな効能
  • 認知症の症状改善
  • 記憶力の改善
  • 脳機能障害の改善
  • 末梢循環障害の改善
説明

イチョウ葉エキスはイチョウの葉を乾燥させて、有効成分を抽出したものです。イチョウ葉エキスには特に脳血管循環の改善効果があるとされています。ドイツ、フランスでは医薬品として扱われていますが、アメリカや日本ではサプリメントとして扱われ、成分などにばらつきがあるようです。

有効成分では特にフラボノイド類とテルペノイドが重要で、ドイツの規格では「フラボノイド類24%以上、テルペノイド6%以上を含有し、ギンコール酸の含有量が5ppm以下」と定められ、他のイチョウ葉エキスの世界的な標準規格にもなっています。ギンコール酸はアレルギーを起こす成分なので、できるだけ除去されなければなりません。

臨床試験などで使われるイチョウ葉エキスは、すべてこの規格のものを使用します。欧米で利用されているイチョウ葉エキスは抽出にアセトンを使用していますが、日本では食品衛生法によってアセトンが利用できないのでアルコールを使用して抽出しています。そのため、有効成分の含有量は同じであっても同等の効果を持つかの判断はできないのです。

イチョウ葉エキスに含まれるフラボノイド類は抗酸化作用があり、活性酸素の消去、血小板凝集の阻害、炎症細胞による活性酸素の生成を抑制するなどの作用があり、生活習慣病や老化の予防に効果があると考えられます。

イチョウ葉エキスのテルペノイドのひとつであるギンコライドBには脳梗塞や動脈硬化に関与する血小板活性因子を阻害する働きがあることが確認されています。

多くの臨床試験でイチョウ葉エキスがアルツハイマー型と脳血管型の認知症の症状改善に効果があることが報告されています。また、記憶力低下の改善作用やめまい、耳鳴り、頭痛などの脳機能障害にも改善効果が報告されています。

有効性

イチョウ葉エキスはアルツハイマー型、脳血管型の両方の認知症において、症状を改善することが多くの臨床試験で報告されています。6か月から1年にわたる摂取でも安全であり、認知症患者の認知機能や社会的機能の安定や改善がみられました。

摂取方法

規格化されたイチョウ葉エキスの摂取量である1日120~240mgを2、3回に分けて摂取すること。過剰摂取は思わぬ弊害を招く可能性があります。

副作用

イチョウ葉エキスは適切な摂取量の範囲では問題となる副作用はほとんどありません。まれな例として、胃腸障害、頭痛、アレルギー性皮膚炎などがあります。

注意

イチョウ葉エキスには血液の抗凝固を促進させる作用があるので抗凝固作用を持つ薬との併用には注意が必要。インスリン分泌に影響があるため、糖尿病患者は医師と相談して使用した方がよい。