高麗人参
(朝鮮人参)
(御種人参)

おもな効能
  • 虚弱体質改善
  • 疲労回復
  • 抗がん作用
  • 生活習慣病予防
説明

高麗人参はウコギ科の多年草で、野菜のニンジンはセリ科で別種のものです。中国では古くから漢方薬として用いられ、ジンセノサイドと呼ばれるサポニン群が有効成分として知られています。

高麗人参のおもな薬用部位である根に含まれるサポニン群は、他の植物のサポニンとは構造的にも特異性があり、種類の多さも高麗人参の特徴となっています。サポニンの種類では同じウコギ科のアメリカ人参の14種類、田七人参の15種類と比較して、高麗人参では30種類にもなります。これらのサポニン群に加えてビタミン、ミネラル、アミノ酸などが複合的に働いて高麗人参の効能が得られると考えられています。

高麗人参のサポニン群であるジンセノサイドには疲労回復作用をはじめ精神安定、血行促進、抗炎症、抗糖尿、抗がんや認知症の改善などの作用があることが知られています。また、血栓の予防や中性脂肪、コレステロール値を下げるなど生活習慣病の予防効果も期待されています。

ジンセノサイドの中にはがん細胞の増殖や転移を抑制する効果も報告されていますが、高麗人参の免疫増強作用や細胞の代謝賦活作用が、がんの補完代替医療での利用が注目されています。がん治療において低下している体力、免疫力の回復促進、がんの再発予防効果が期待されています。

高麗人参に含まれるアルカノイドは免疫細胞であるマクロファージ、Bリンパ球を活性化して免疫機能を向上させる働きがあり、高麗人参に多く含まれているアルギニンは肝機能の活性や男性機能の増強などに効果があります。

摂取方法

虚弱体質の改善、疲労回復などには継続して利用することで効果が期待できます。

副作用

口の渇き、動悸、悪心、不眠などが見られたら使用を見合わせる。
炎症があるときには高麗人参には免疫力、血液循環を高める作用があるので、炎症を悪化させることがあります。

注意

高麗人参にはエストロゲン様活性があり子宮筋腫、乳腺症、乳がんなどのエストロゲン依存性の疾患には使用すべきでないと言う指摘があります。