ヒアルロン酸

おもな効能
  • 関節の健康維持と機能向上
  • 皮膚の保湿、弾力性の維持
  • 白内障の予防、改善
説明

ヒアルロン酸は高分子多糖で、粘性が高く水分保持能力にすぐれ、生体内では細胞を結びつけている成分です。硝子体、皮膚、腱、筋肉、脳、血管、軟骨などの組織中に広く分布しています。ヒアルロン酸は細胞を結びつけ水分を保持するだけでなく栄養分や老廃物の細胞間の移動を制御したり細菌による感染の防止、創傷治療の促進などの機能も果たしています。特に関節軟骨の機能維持において重要な役割を果たしています。

ヒアルロン酸は体内で合成されますが、20歳頃をピークに加齢とともに合成量が減少します。20歳頃と比べると60歳では1/2に80歳では1/6になると言われています。

関節炎などでは加齢によって減少したヒアルロン酸を補うことで、関節痛を和らげる効果があるとされています。
腸管の高分子を認識する受容体にヒアルロン酸が結合すると、炎症を抑制する働きのあるサイトカインが放出され炎症を抑えると考えられています。

また1グラムのヒアルロン酸は2~6リットルの水分を保持することができると言われ、皮膚の保湿に重要な役目を果たしています。体内のヒアルロン酸の約3分の1が毎日代謝されています。体内での合成力は加齢とともに低下するので、次第にヒアルロン酸量は減少していきます。皮膚のヒアルロン酸不足はシワや肌あれ、乾燥肌などの原因になります。

ヒアルロン酸は目の硝子体の成分として発見されました。眼球の内部はヒアルロン酸を多く含む透明なゼリー状の組織で満たされ、眼球の形を丸く保つ役割をしています。また白内障手術や角膜移植、点眼剤などの眼科医療にも使用されています。

摂取方法

1日の摂取目安量の3倍を経口摂取しても安全上の問題はないとされています。妊娠中の非経口摂取、外用については問題ないとされていますが、経口摂取の安全性については十分なデータがないので使用は避けた方がよいでしょう。授乳中は経口摂取、非経口摂取はともに避けたほうが良いとされています。