MSM
メチルスルフォニルメタン

おもな効能
  • 神経伝達経路を遮断して痛みを緩和する
  • 炎症部分で減少するイオウを補って炎症を抑える
  • コラーゲンの生成を助け軟骨や皮膚組織を再生する
  • 爪、髪の健康維持
  • アレルギー症状の緩和
説明

MSMはメチルスルフォニルメタンの略称で、天然由来のイオウ化合物で有機イオウとも呼ばれています。穀物、果物、野菜などに含まれて、特に牛乳に多く含まれています。MSMはヒトの関節、筋肉、皮膚、爪、髪などの組織にも含まれ、加齢とともに減少していきます。

MSMはアミノ酸、ビタミン、インスリン、補酵素、細胞中の抗酸化物質を構成するのに必要な元素で、人間の身体には欠かせないミネラルです。

アメリカで開発されたMSMサプリメントは関節障害、腰痛、筋肉痛などの痛みや炎症をやわらげるとしてスポーツ選手や関節痛に悩む人などに利用されています。

痛みを伝える神経線維の伝達を阻害して、痛みを緩和する鎮静作用があります。

炎症が起こっている部分では、イオウが減少して組織がダメージを受けるので、MSMによってイオウを補って組織を修復して炎症を抑えます。

MSMはコラーゲンやエラスチンの生成を助けるので、肌のシワやたるみを改善する化粧品などにも使われ、ニキビ痕や創傷のケアにも使用されます。また、爪や髪を形成する成分であるケラチンの生成を促進させ、爪や髪の健康維持に役立ちます。

花粉症などのアレルギー性鼻炎の症状を改善する作用があります。

有効性

自然発症関節炎モデルマウスにおいて関節の破壊が抑制された報告があります。

関節炎、関節痛、筋肉通の患者16名をふたつのグループに分けて、1日2,250mgのMSMを与えたグループと偽薬を与えたグループを6週間経過観察を行ったところ、偽薬を与えたグループは18%の患者の痛みが軽減され、MSMを与えられたグループは82%の患者の痛みが軽減されました。

季節性アレルギー鼻炎の患者50名にMSMを1日2,600mgを30日間摂取したところ、血清IgE、ヒスタミンレベルの変化はみられなかったものの、呼吸器症状は改善された報告があります。

摂取方法

関節炎や関節痛の改善には毎日の摂取によって効果があると考えられます。また、関節炎、関節痛の改善にはグルコサミンとの同時摂取が効果的であるといわれています。
標準摂取量は500mg~5,000mgと幅があり、目的や症状によって判断します。

副作用

安全性は高く、長期の摂取でも副作用は報告されていません。

注意

妊娠中や授乳中のデータがないため摂取は控えるべきです。