ゴマペプチド

おもな効能
  • 血圧降下作用
  • 抗酸化作用
  • 生活習慣病の予防、改善
説明

アミノ酸が2つ以上ペプチド結合したものをペプチドと呼びます。ゴマペプチドはゴマたんぱく質が分解されてできる成分です。

サプリメントや飲料に配合されているゴマペプチドは、ゴマを脱脂してたんぱく質を抽出してから分解酵素を作用させて作られたものなので、ゴマを直接食べてもゴマペプチドを摂取することはできません。

いくつかのペプチドには血圧の上昇を抑える作用がありますが、特にゴマペプチドの血圧上昇抑制の作用がすぐれていることが知られています。医薬品の血圧降下剤の作用と比べると、作用が穏やかで血圧を下げ過ぎることもないので体に優しいといわれています。

血管を収縮させて血圧を上昇させる物質であるアンジオテンシンⅡはACEという酵素の働きによって生成されますが、ゴマペプチドはACEの働きを阻害してアンジオテンシンⅡの生成を抑制して血圧を下げます。

ゴマペプチドには抗酸化作用があり、アンチエイジング、生活習慣病の予防、改善の効能があり、血圧の上昇抑制作用は脳卒中や心疾患のリスクの低減に有効であると考えられます。

有効性

15~25週齢の自然発症高血圧ラット24匹よる試験でラットを4群に分け、ゴマペプチドを与えない群、0.1mg/kg、1.0mg/kg、10mg/kg与えた群を比較したところ、ゴマペプチドを与えた群で有意に血圧降下作用が認められ、用量に依存して作用が認められました。

11週齢の自然発症高血圧ラット18匹の試験で、ゴマペプチドを与えない群、1日1回1.0mg/kg与える群、10mg/kg与える群の三つの群に分けて血圧降下作用を比較したところ、有意に血圧降下作用が認められました。

人を対象とした試験では正常高値および軽症高血圧者男性44名、女性45名の合計89名を4群に分けて2週間の事前観察期間の後、ゴマペプチドを含まない茶飲料、ゴマペプチドを150mg、250mg、500mg配合した茶飲料を1日1本4週間摂取したところ、ゴマペプチドを含まない飲料を摂取した群に比べ、250mg摂取群は収縮期血圧の低下傾向が認められ、500mg摂取群では収縮期血圧の有意な低下が認められました。

正常高値および軽症高血圧者男性38名、女性34名の合計72名を2群に分けゴマペプチドを含まない茶飲料とゴマペプチド500mg配合の茶飲料を1日1本を12週間摂取させて血圧降下作用を検討した結果、ゴマペプチド配合の飲料を摂取した群では、6および10週後に拡張期血圧の有意な低下が認められ、12週間後では収縮期血圧、拡張期血圧に有意な低下が認められました。

摂取方法

継続摂取によって血圧降下作用が認められるので短期間の摂取では効果が期待できない。

副作用

特に問題となる副作用は報告されていません。

注意

ゴマアレルギーの人は摂取を控えましょう。
血圧降下剤などを服用している場合は医師と相談すること。