γ-トコフェロール
(ガンマトコフェロール)

おもな効能
  • 過剰なナトリウムの排出
  • シミの原因酵素チロシナーゼの阻害作用
  • PMS(月経前症候群)の症状改善
  • 肥満を改善
  • 抗酸化作用
  • 発がん抑制効果
  • 冠動脈疾患の発症抑制
説明

γートコフェロールはビタミンEの成分のひとつです。ビタミンEにはトコフェロールとトコトリエノール"の2種類があり、それぞれにα、β、γ、δ(アルファ、ベータ、ガンマ、デルタ)の種類があります。

トコトリエノールはトコフェロールと比べると活性が低く、ビタミンEのサプリメントの成分にはα-トコフェロールが多く使われています。

α-トコフェロールには強い抗酸化症作用があり、体内の脂質の酸化を防止する作用がありますが、γ-トコフェロールには抗酸化作用だけでなくナトリウムバランスの調整機能があることがわかりました。

γートコフェロールを摂取するとカリウムの排出をともなわない、ナトリウム排泄型の利尿作用が確認されました。
γートコフェロールの利尿作用は穏やかで、体内に滞留した余分な水分と過剰なナトリウムを排出し、排泄障害、むくみの改善、体内の水分と電解質のバランス調整により、女性のPMS(月経前症候群)、むくみ、肥満などを改善します。

γートコフェロールは酸化酵素のチロシナーゼの活性を抑制して、メラニン色素の合成を防ぐ美白効果があります。

さらに、最近ではコレステロールの低下作用、がんの細胞増殖抑制作用、冠動脈疾患の発症抑制作用が報告されています。

有効性

γ-トコフェロールが体内で代謝されたγ-CEHCがナトリウム利尿因子のLLU-αと同一物であるのが確認されました。

γ-トコフェロールを含むクリームを28日間腕の同じ場所に塗布した実験で、メラニン数の減少がみられた報告があります。さらに継続して56日まで観察したところ、効果がさらに高くなくことも認められました。

摂取方法

効果を期待するには継続使用が望まれます。利尿作用においては摂取を中止してもしばらくの期間尿量の増加がみられた報告があります。

副作用

特に問題となるような副作用はないと考えられます。

注意

血栓症を予防する薬との併用はしないように。

動物実験において、過剰に摂取した場合に骨粗しょう症を発症するリスクが高くなることが報告されているので過剰摂取はしないこと。

鉄はビタミンEを破壊するので、鉄を摂取する時は8時間以上の間隔をあけるようにしましょう。

ビタミンEはビタミンKの吸収を妨げます。