ウコン

おもな効能
  • 消化系、肝臓の症状改善
  • コレステロール値の低下
  • 抗がん作用
  • 殺菌、抗炎症作用
説明

ウコンはインド原産のショウガ科の植物で、主成分のクルクミンはポリフェノール類で強力な抗酸化作用や解毒作用があります。英語ではターメリックと呼ばれています。本来のウコンは秋ウコンと呼ばれ、別種の春ウコンと区別されます。

日本では秋ウコンをウコンと呼び春ウコンをキョウオウと呼んでいますが、中国では反対に秋ウコンをキョウオウ、春ウコンをウコンと呼んでいます。

ウコンの有効成分はクルクミンと精油成分(エッセンシャルオイル)で、秋ウコンではクルクミンを約3.6%、精油成分を約1~5%含んでいますが、春ウコンはクルクミンを約0.3%、精油成分を約6%含んでいます。

秋ウコンはクルクミンを多く含み、春ウコンは精油成分を多く含んでいるので、効能に差が現れることが考えられます。

クルクミンは黄色い色素の抗酸化物質で、体内の消化器官においてテトラヒドロクルクミンに変換されます。テトラヒドロクルクミンはさらに強力な抗酸化物質です。活性酸素が老化や生活習慣病の原因であることは知られています。クルクミンの抗酸化作用は活性酸素を消去して、老化や生活習慣病を予防する効果があります。

ウコンの精油成分であるターメロンは胆汁分泌促進作用、シネオールは胆汁、胃液分泌促進分泌作用、α-クルクメンはコレステロールを溶かし高脂血症に有効、クルクモールは抗がん作用、β-エレメンは腫瘍の予防効果、カンファーは健胃、殺菌効果などが報告されています。

有効性

20代から40代の健康な男性14名に体重1kg当り0.5gのアルコールとクルクミン30mg相当のウコンを摂取すると、摂取しなかった時と比較して、血液中のアルコール濃度、アセトアルデヒド濃度、活性酸素濃度が低下していたという報告があります。

台湾の臨床試験において膀胱、皮膚、子宮、口腔、胃の早期がんまたは前がん病変を持つ患者25名に、クルクミンを1000~8000mg、3か月間の投与で7名で組織学的改善が確認され、2例で悪化がみられました。

イギリスでの臨床試験において15名の治療抵抗性進行大腸がん患者に対して、36~180mgの低用量のクルクミンを4ヶ月間投与したところ5名は3か月以上がんの進行が抑制され、1名の腫瘍マーカー低下がみられました。

摂取方法

効果を期待するならば継続して利用する必要があります。

副作用

肝障害患者においては通常量の摂取で重篤な状態に陥った例があるので注意が必要です。

注意

精製されていない秋ウコンの根茎には鉄分が豊富に含まれているので、鉄過剰を起こしやすいC型肝炎患者や他の肝炎患者は注意が必要です。
妊娠中、授乳中の人は医師と相談して摂取するようにしてください。